帽子はおしゃれの小道具として、大変便利なアイテムです。
もちろん、スッピン対策、紫外線対策、防寒対策と、実用的な役割も担っています。
ただし、いかにも「対策してますよ~」というのは無粋です。
そこで、有用な帽子を、いかにおしゃれに使うか。
それ、可能なんですよ。
何の変哲もないシンプルなコーディネートが、帽子ひとつでハッとするほど素敵になることだってあります。
というわけで、今回は帽子のおしゃれ効果について徹底的に論考してみます。
まず最初の画像から。
この人の帽子のように、頭頂部の中央部分が折り込まれている帽子を、中折れ帽、ないしは中折れハットというそうです。
トップスは白いオーバーシャツ。
インナーのボーダーが透けています。
ボトムスはスキニーのデニム。
足元はドットのフラットシューズです。
ありがちなコーディネートですが、ブラウンのバッグと帽子が全体を引き締めていますね。
この人は目にも鮮やかなレモンイエローの帽子。
つば広帽というのでしょうか。
つば広帽といえば、「アラフィフの夏の帽子はストローハット!」で、「つば広で、少しつばが下がった帽子をキャベリンといいます」と知ったかぶって書いてしまいましたが、キャベリン(キャペリン)はつば広帽子のことをさすようです。
つまり、つばの向きに関係なく、つばが広ければキャベリンということのようです。
そうなると、この人の帽子もキャベリンですね。
特筆すべきは、この人のコーディネート、グレーのトップスに黒のロングスカート、黒のサンダルといたって地味。
なのにこの帽子ひとつでなんと目立つこと!
全体のバランスの作り方もうまいのですが、やっぱり決め手はこの帽子。
さっきのブラウンの中折れ帽の人もそうですが、もし帽子がなかったら…と想像してみてください。
ありきたりの平凡なスタイルになってしまいますね。
恐るべし帽子の効果。
差し色として、何色も持っておくと、その日の気分で替えられます。
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