アラフィフファッションとして、カットワークレース素材を使えるか、というテーマについて論考してみたいと思います。
カットワークレース。
単にカットワークと呼ぶこともあります。
カットワークレースとは布レース素材の一種です。
布に刺繍をほどこし、その内側を切り抜いてレース模様を作ったものです。
つまり、切り抜かれた部分は「穴」になっているので、その部分が透けて、下地の色によってはレース模様が浮かび上がります。
服に用いられるときは、裾や袖口にあしらわれることが多いのですが、身頃全体がカットワークレースで、あえて透け感を楽しむ服もあるようです。
たとえば、冒頭の画像の人がそうです。
大きめの花模様が身頃に刺繍されていて、その間が透けています。
下には黒っぽいキャミソール(?)を着ているのか、模様が浮かび上がってみえます。
涼しげで、いやらしくない程度の色気があります。
次はこの人。
着ている黒のブラウスは、胸の部分が切り替えになっていて、裾に向かってふんわり広がるデザインです。
全体に刺繍がほどこされています。
裾と袖口の部分は、スカラップレースのようです。
ボトムのジーンズがわずかに透けて見えるのは、カットワークレースだからではなく、布そのものが透け感のある薄い素材なのかもしれません。
いずれにしても、刺繍のある服というのは、立体感があり、上品な感じがします。
気のおけないお友達とのランチや、美術館などに行くときに着て行きたい服です。
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