ファッションで大切なのは色の組み合わせだと言われます。
これは、アラフィフのファッションでも同様です。
カラーコーディネートというやつですね。
よく聞くのは
「使う色数は3色まで」
というルール。
聞いたことありませんか。
でもそうとばかり言えないのでは?と思うようになりました。
なぜって?
今からそれを書きますね。
画像の人のコーディネートは、カーディガンの赤、バッグのオレンジ、黄色、ベージュ、デニムのライトブルー、靴のブラウン、ベージュ、黒。
なんと7色ですよ!
でもなんだか素敵ですよね。
チグハグに見えません。
どうしてかな~と考えてみました。
色合せのルールに
「補色同士を組み合わせない」
というものもあります。
補色とは、色相環で向かい側にある、つまり正反対の色。
これが色相環です。
そういえばそんなことを聞いたことがあるな、と色相環を見ていて、あることに気がついたんです。
カーディガンの赤、バッグのオレンジ、黄色は色相環では隣同士の色なんですね。
だから上半身は、バッグを含めた色の調和がとれているのじゃないかと思うのです。
そして靴。
ブラウンとベージュは同系色です。
バッグにもベージュが使われています。
バッグと靴の色を揃えるのはありがちなやり方ですが、ここでもその手が使われています。
唯一、黒が目立ちますが、髪も黒っぽい茶色ですから、ここだけ浮いた感じにはなりません。
色相環で隣り合っている色をまとまりと考えるなら、カーディガンの赤からバッグの黄色までのまとまり、靴のブラウンからベージュまでのまとまり、デニムのライトブルー、靴と髪の黒と、おおまかにいって4つの色の組み合わせとも考えることができるわけです。
上半身の赤系と、デニムの青とは補色の関係なので、本来は相性が悪いはずですが、デニムに赤を合わせるコーディネートはよく見ますし、「補色同士は合わせない」というルールもいちがいに言えないのではないかなと思います。
それにしても、この人はそんなことを考えてコーディネートしたのでしょうか。
たぶんそうではなく、鏡を見ながらしっくりくる組み合わせを探していて、「このバッグにこのカーディガン、合うじゃない!」と偶然気がついたのではないかと思います。
実際の洋服や帽子、バッグ、靴は色相環のような色ばかりではありません。
たとえば、ベージュでも黄色っぽかったり、茶色に近かったり、実にいろんなベージュがあります。
手持ちの洋服はこれとこれが合うはず、と頭だけで考えていると、実際に合わせてみたら変だった、ということはよくあります。
色合せのルールはルールとして、知っておいて損はないのでしょうが、やはり実際に服やバッグを並べてみて、相性のよい組合せを探すのが確実なやり方だと思います。
やはりファッションは実践あるのみ!ですね。
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